体幹とは。鍛えることで得られる効果とプロが教える基本のトレーニング方法

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今では高齢者からプロアスリートまで、誰もが体幹を鍛えようとするほどの盛り上がり様です。
しかし実際、体幹とは何なのか。そして体幹を鍛えることは本当にメリットがあるのか。
あるのであればどういったメリットなのかを十分に理解している人は少ないのではないでしょうか。この記事では、体幹についての効果やメリット、基本のトレーニング方法をご紹介します。

体幹とは

フィットネス関連の雑誌などに体幹とかコアという言葉を見つけない時がないくらい、最近は体幹という言葉が一般的に使われるようになってきました。
しかしこの言葉がこのように使われるようになったのはせいぜいここ十数年ほどの話で、元々は明確に定義づけされていた言葉ではありませんでした。フィットネスクラブなどでピラティスが紹介され始めたあたりから、体幹やインナーマッスルの重要性が強調し始められて、その後一気に言葉としても浸透していったように思います。
ある業界が使っている専門用語やテクニカルタームが、何かをきっかけに一般にも使われるようになることはよくあります。個人的には今では普通に使っている、アルゴリズムとかプロトコルなどという言葉も、20年ほど前にはまったく意味不明な用語だった記憶があります。
しかし体幹という言葉がひとつユニークなのは、元々何かの専門用語ではなかったという点かもしれません。
それでも今ではすっかり浸透しているのは、それだけ重要な要素があるからなのでしょう。

広義の体幹

元々体幹とはその文字が示す通り、体の幹ということです。
体の幹ですから、いわば胴体の部分を指します。
つまり体幹を鍛えようということは、胴体を鍛えようということです。
例えば上腕を鍛えて強靭で逞しい腕を作ったとしても、胴体部分がグラグラとしていてはまったく使い物になりません。脚にしても同様です。
手、足、頭など胴体から繋がっている部分を機能的に活かすためにはこの胴体部分が重要であるということから、体幹が注目されはじめました。
この場合の体幹とは胴体部分のことですから、具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、お尻はすべて体幹の構成要素ということになります。

狭義の体幹

胴体という少し漠然とした広い意味とは別に、もう少し詳細に体幹を説明することもあります。
それは「腹腔」というお腹の内臓が詰まった部分を囲んでいる部分です。
具体的には上は「横隔膜」で、背中側には「多裂筋」という背骨に繋がっている筋肉があり、お腹周りには「腹横筋」というコルセットのような腹筋があり、下には骨盤底筋群があります。大きくこの4つの筋肉で腹腔は囲まれていて、ここがしっかりとしていると結果として体の中心がしっかりとしていきます。
これらはすべて体の内側になるので、インナーマッスルとかローカル筋などと呼ばれていて、体の外からはそれが強いのか弱いのかが見分けにくいという特徴があります。
一見、筋骨隆々のようでも意外にもろく転んだりするケースは、これらのインナーマッスル、つまり狭義の体幹が弱いというケースでもあります。

体幹を鍛えるメリット

体幹を鍛えるメリットを一言で表現するならば、力を発揮しやすくなるということでしょう。それはスポーツなどの競技の場合は特に分かり易いメリットとなりますが、それ以外の日常生活においても力を発揮しやすくなるメリットは大いに感じることでしょう。
通勤電車内でよろよろしない、重い荷物を持てる、姿勢がよくなる、息切れしにくくなる、疲れが溜まらない、腰痛が治る、等々、まさに日常に密着したメリットだらけです。
力は筋肉が生み出すものですが、それが効率よく伝わってスムースに動きへと変換されていくためには体の軸である体幹がしっかりとしていなくてはなりません。
逆に言えば、体幹がしっかりとしていると末端の手足で発揮する力が大きくなるということでもあります。

体幹を鍛えるトレーニング

体幹を鍛えるトレーニングは様々です。
狭義の体幹ということを意識すると、いわゆるインナーマッスルを鍛えるトレーニングが中心となりますが、アウターマッスルも鍛えなくては本質的な機能アップは望めません。
そういった点においては、広義の体幹と狭義の体幹の中間的な位置づけでイメージしておくといいかもしれません。
ただし、通常鍛えるという発想はアウターマッスル(いわゆる筋肉)となりますので、体幹のインナーマッスルを鍛えるという発想はとても重要です。

ドローイン

特に腹横筋という腹筋のコルセット役をしているインナーマッスルも体幹の重要な一要素となりますが、ここはドローインが効果的です。
簡単に言えば、お腹を引っ込めた状態をキープするのがドローインです(呼吸は止めずに)。

フロントブリッジ

器具などを使わずとも自分の体重のみを負荷としてできる体幹トレーニングの代表的なものがフロントブリッジ(プランク)のようなスタビリティトレーニングとなります。

腕立て伏せ

腕立て伏せも効果的です。頭から踵までが一直線になるように姿勢をキープさせて、しっかりと体を上下させます。
腹筋にも力が入りますし、背中にもテンションがかかります。実は胸や上腕三頭筋を鍛えるだけではなかったのですね。
しかしながら、こういった負荷の大きいハードなトレーニングはある程度の環境や筋力の土台がないとなかなか出来ません。

バーベルスクワット

私が格闘家など、ある程度の筋力を有する人の体幹を鍛える時に最初に取り入れるのはバーベルスクワットです。それも通常よりも少しスタンスを狭くした状態でのスクワットをしてもらいます。
当然、バランスが取りにくくグラグラしてしまいます。そこを堪えてスクワットをすることで、結果的にはアウターもインナーにも刺激がいく状態で体幹のトレーニングとなるのです。お腹にグッと力を入れて、腰から背中にかけての筋肉をしっかりと保持した状態で重さに堪えながら腰を下げていく動作はアウターマッスルもインナーマッスルも同時に鍛えるまさに体幹のトレーニングといえます。

まとめ

体幹を鍛えることで、スポーツの競技のみではなく日常生活においても、より力を発揮出来るメリットがあります。通常トレーニングといえば、アウターマッスルを鍛えるという発想になりがちですが、狭義の体幹でもあるインナーマッスルを刺激するエクササイズを日常的に取り入れてみましょう。

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