呼吸持久力を高めるパプリカキサントフィル

酸素の力で呼吸持久力を高めよう

私たちが運動するときの筋収縮のエネルギーは、細胞が酸素を利用して栄養素を燃やすことにより得られています。マラソンなどの持久系運動では、酸素運搬能力はパフォーマンスを決める重要な要素となります。呼吸持久力を高めるためにお勧めのパプリカキサントフィルを紹介します。

呼吸持久力と赤血球

酸素運搬の役割は赤血球が担っています。赤血球は筋肉全体に酸素を届けるため、毛細血管を通り抜ける変形能力に富んだ細胞膜を必要としています。一方、赤血球は酸素を運び続けており、活性酸素の障害を受けやすい細胞です。活性酸素により細胞膜脂質が酸化を受けると、赤血球の変形能低下や、機能の低下が起こると考えられています。このように呼吸持久力を高めるためには、赤血球を活性酸素から守り、機能低下を防ぐことが重要と考えられます。

赤いパプリカとパプリカキサントフィル

緑黄色野菜に含まれるキサントフィルは、高い抗酸化力を有する成分です。特に、キサントフィルを多く含む赤いパプリカはアスリートに最もおすすめの緑黄色野菜です。赤いパプリカは7種類のキサントフィルを含みますが、その中でもカプソルビン、ククルビタキサンチンA、カプサンチンの3種のキサントフィルは、アスタキサンチンを上回る抗酸化力を示すことが報告されています。(関心のある方は、Power Production Magazine「赤いパプリカの抗酸化成分『パプリカキサントフィル』を活用しよう」を御参照ください。)

赤血球へのパプリカキサントフィルローディング

経口摂取したパプリカキサントフィルは消化管で吸収され、その一部は血液中に取り込まれ、血漿(けっしょう)及び赤血球に分布します。パプリカキサントフィル(総キサントフィルとして12.5㎎)を4週間連続経口投与する試験では、赤血球のカロテノイド含有量と組成に大きな変化が見られました(図1)。赤血球のカロテノイド濃度、キサントフィル濃度が、それぞれ200%、225%に上昇しました。パプリカ由来の抗酸化力の高いキサントフィル(カプサンチン、ククルビタキサンチンA)の赤血球濃度の上昇も見られており、パプリカキサントフィルが赤血球にローディングできることが確認されました。血漿中(けっしょうちゅう)のカロテノイドにも同様の変化が見られましたが、赤血球中の変化ほど大きなものではありませんでした。

図1 経口摂取したパプリカキサントフィルの体内動態
図1 経口摂取したパプリカキサントフィルの体内動態

図1 経口摂取したパプリカキサントフィルの体内動態

呼吸持久力を高めるパプリカキサントフィル

アスリートにパプリカキサントフィルを投与する臨床研究が、近年相次いで学会発表されています。2014年の日本油化学会では、陸上選手にパプリカキサントフィル(総キサントフィルとして12.5㎎)を4週間連続経口投与し、30分間のトレッドミル運動中の酸素摂取量と心拍数を測定する研究が報告されました(図2)。パプリカキサントフィル投与前と投与後を比較したところ、運動中の酸素摂取量が有意に低下すること、及び心拍数が有意に低下することが確認されました。さらに、2015年の日本体力医学会大会において、プラセボ群を対象とした同様の臨床試験が報告されました。陸上選手に、パプリカキサントフィル(総キサントフィルとして9㎎)含有飲料、またはプラセボ飲料を4週間摂取させ、トレッドミル走行時の酸素摂取量を測定したところ、パプリカキサントフィル含有飲料摂取群の酸素摂取量は、プラセボ群に対して有意に低値を示しました(p<0.01)。これら結果は、同じ強度の運動を行う場合、パプリカキサントフィルを摂取すれば、より少ない酸素摂取量、より低い心拍数で運動が行えることを示唆しています。パプリカキサントフィルを赤血球にローディングすることにより、赤血球の機能を維持し、呼吸持久力を高めるという可能性が見出されました。酸素摂取量を減らし、呼吸持久力を高めることは、運動パフォーマンスの向上につながると考えられます。例えば、マラソンや水泳など、持久系運動においては、少ない酸素摂取量で同じ運動ができれば、より速く、より長く、競技を行うことが可能と考えられます。

図2 パプリカキサントフィル摂取が運動中の酸素摂取量、心拍数に与える影響
図2 パプリカキサントフィル摂取が運動中の酸素摂取量、心拍数に与える影響

図2 パプリカキサントフィル摂取が運動中の酸素摂取量、心拍数に与える影響

高地トレーニングとの比較

呼吸持久力を高める方法として、高地トレーニングがよく知られています。酸素濃度の低い高地でトレーニングを行うことにより、赤血球数が増加し、その結果、酸素運搬機能が高められると考えられています。しかしながら、高地トレーニングは決して簡単に実施できるものではありません。低酸素状態への順化には適性があり、専門の知識を持ったトレーナーと共にプログラムを進める必要があります。パプリカキサントフィルの摂取は、多くのアスリートが気軽に取り組むことができる、呼吸持久力を高め、運動パフォーマンスを向上する方法の一つとしておすすめします。

まとめ

  • 酸素運搬能力はマラソンなどの持久系運動のパフォーマンスを決める重要な要素です。
  • パプリカキサントフィル摂取は、赤血球のキサントフィル含有量を高めるとともに、運動時の酸素摂取量と心拍数を下げる効果を発揮します。
  • 呼吸持久力の向上を目指すアスリートには、赤いパプリカ、もしくはパプリカキサントフィルを含むサプリメントをお勧めします。

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