ここで差がつく!シチューをおいしくする野菜のひと手間
posted byクレアおばさん

皆さんはシチューにどんな野菜を入れるかしら?シチューをおいしく、彩り豊かにしてくれる野菜は、シチューの主役!だから、野菜を上手に料理できるかどうかが、シチューの出来を左右するの。今回は、シチューをよりおいしく作るためのクレアおばさん流「野菜の調理テクニック」を伝授しちゃうから、みんなもぜひ試してみてね。

野菜をきちんと炒めることで、おいしさアップ!

シチューを作るとき、野菜はきちんと炒めているかしら? 「後で茹でるからそんなに炒めなくてもいいんじゃない?」という人もいるけど、ちゃんと炒めた方がおいしくなるのよ。
「たまねぎは炒めると甘みが出る」というのは有名だと思うけど、実際にたまねぎやにんじんは、こんがりと炒めることで表面の糖分がカラメル化されて、味に深みが出るの。さらに、じゃがいもはしっかり炒めることで表面が固まるので、煮崩れ防止にも効果があるのよ。炒める順番は、火が通りにくいものから先に炒めていくのがポイント。基本的な材料でいうと、肉→ニンジン・タマネギの順で、崩れやすいジャガイモは最後にしてね。シチューを煮込む前には油できちんと野菜を炒めて、ワンランク上のシチューを家族に作ってあげましょうね。

電子レンジを利用するときのポイント

最近は、野菜を炒める前に、電子レンジで熱を通して時短の工夫をしている、という人も多いんじゃないかしら。電子レンジを上手に使えば短い時間で手軽に作れるから本当に便利よね。でも、電子レンジも上手に使うコツがあるのを知っている?
レンジを開けたら、ついつい温める野菜を中心に置きたくなるけど、実は電子レンジのマイクロ波は回転皿の中心部分には集まりにくいから、中心を空けたドーナツ型に並べるのがおすすめよ。中心を空けずに均一に並べると、中央部分と周りとで加熱のムラができてしまうことも…。また、さつまいもなどの大きい野菜は、割り箸などを使って少し浮かせてから加熱するのがおすすめ。そうすれば、蒸気でベチャッとなったり、底面だけ加熱が足りなかったり、っていうことも予防できるわよ。

にんじんやじゃがいもは面取りを
にんじんやじゃがいもは面取りを

シチューの定番ともいえるにんじんやじゃがいもは、乱切りにした後、面取りするのがおすすめ。切った野菜の先端部分はすぐに火が通って崩れやすくなってしまうから、煮崩れ防止になるの。さらに、面取りすることで味も均一に染み込んでいくから、よりおいしく仕上がるわよ。

葉物野菜は、色移りに注意!

ほうれん草のような葉もの野菜を入れるときに悩むのが「色移り」。シチューの中で煮込んでしまうことで、シチューが緑色に濁って、見た目がちょっと悪くなった…という経験がある人、いないかしら?葉もの野菜は、シチューとは別の鍋で茹でて、盛りつけのときに合わせるのが鉄則よ。

美しく仕上げるために、ブロッコリーは別茹で

シチューを鮮やかな緑で彩ってくれるブロッコリーは、色移りだけでなく、かたちが崩れやすいから注意。シチューと一緒に煮込むとバラバラと崩れてしまうから、別のお鍋で茹でて最後に合わせるのがおすすめよ。また、茹でたブロッコリーは冷水にさらすことで、さらに色が鮮やかに!見た目にもおいしいシチューのためのひと手間ね。

どうだった? 野菜の扱いが上手になれば、シチューはもっとおいしくなるわよ。上手な調理法を覚えて、いろいろな野菜を試してみてね。

ブロッコリーやほうれん草を使ったおすすめレシピ
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